オンライン講演会のお知らせ
日時:2024年3月14日(木)18:00~19:50 オンライン開催
テーマ:「健やかに働く ~カスタマーハラスメントと看護」
講師: 島田恭子 博士(保健学)
日本カスタマーハラスメント対応協会 代表
一般社団法人ココロバランス研究所 代表理事
東洋大学現代社会総合研究所 客員研究員
精神保健福祉士(PSW)
「カスタマーハラスメント」とは、顧客等からの暴行、脅迫、ひどい暴言、不当な要求等の著しい迷惑行為のことです(厚生労働省「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」)。
医療機関を対象とした調査(三木ら,2020)では、回答した941施設の85.5%で、また在宅を含めた介護事業所・施設の調査(三菱総合研究所,2022)でも、看護職等がケア対象者やその家族からのハラスメントを経験していることが分かっています。そして身体的受傷や精神的不調をきたすことも報告されています。
看護職はケア対象者のアドボケイターとしての意識が強く、ハラスメントを経験しても「仕方がない」とすませてしまいがちです。この学術交流会では、専門家として、ケア労働者として、カスタマーハラスメントにどう向き合うか、療養者や家族とパートナーシップを築くにはどうすべきか、学術的に検討し、健やかな職場づくりを目指して、意見交換をしたいと思います。