第31回 聖路加看護学会学術大会
第 31回聖路加看護学会学術大会のご案内
大会長 : 飯岡 由紀子(埼玉県立大学 保健医療福祉学研究科/研究開発センター・教授)
テーマ : 橋をかける看護 ー調整力がつくる協働の未来ー
会期 : 2026年 9月26日(土)
開催方法: 現地開催(聖路加国際大学)
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第31回聖路加看護学会学術大会の大会長を務めることになりました。本学会は、看護実践の質的向上と看護学の発展に寄与することを目的として、平成8(1996)年に設立されました。看護学における造詣が深い聖路加看護学会の学術大会の企画・運営に携わることができ、大変光栄に存じます。
さて、第31回学術大会のテーマは、「橋をかける看護-調整力がつくる協働の未来-」としました。医療の急激な発展とともに、高齢社会、地域包括ケアの発展などにより、チーム医療や多職種連携はますます重要となっています。このような変動の中、看護職はチーム医療や多職種連携の要として重要な役割を果たすことが求められています。医療機関においても、在宅医療においても、看護職は患者や家族と、医師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、理学療法士などの多職種を架け橋となってつなぎ、連携・協働を促進しています。この能力を看護職の「調整力」としてとらえ、本学会の主軸テーマにしました。看護職は人と人をつなぐ調整力に長けていますが、意識化できていないと感じています。調整力を看護の重要なコンピテンシーとして捉え、医療・ケアの発展を目指して、テーマの副題に「調整力がつくる協働の未来」を設定しました。
学術大会では、看護の役割の明確化に向けて、看護の未来に向けて、チーム医療・多職種連携や調整力について、理論的なことや実践的なことなどを含めて皆様とともに考えたいと思います。そして、研究発表、特別講演、シンポジウム、ランチョンセミナーなど多彩なプログラムを設定し、活発な意見交換の場になるよう企画しています。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。